
愛してるって言って!
第4章 【その愛に中毒を起こす】
『見えない気持ち』
「忍…」
夜、静矢がこういう風に優しく呼ぶ時は、決まっている。忍は、すでにベッドに入っていたが、向きを変えて、静矢の方を見た。
「静矢さん、どうかした?」
何を言われるのか、わかってはいる。それでも、静矢の次の言葉が欲しくて、忍は必ずそう聞くのだ。
「ごめん。欲しくなった…」
忍のベッドに忍び込むように入ると、静矢はその声で、手で、口で、忍を求めた。静矢と体の関係を結ぶまでは、静矢がこんなに積極的だとは、忍は思っていなかった。
もっと、淡白な方かと思ってたけど…。
静矢を身体全体で受け入れる時、忍はいつもそんな風に思った。
静矢の唇が、忍の首筋を吸って、その先の胸元には証を残していく。何度体を重ねても、静矢に触れられると、途端に忍の身体は熱くなり始め、欲望に支配されるまま静矢を受け入れてしまう。まるで中毒の様に、病的に、忍は静矢を欲しがってしまうのだった。
「…好き」
思わず、忍の中で溢れる気持ちが、吐息と一緒に逃げ場を失って、その口から出る。静矢は、その言葉を聞くと、決まって微笑んで忍に口付けるが、決して言葉を返す事はなかった。どんなに、忍が愛の言葉を囁いても、好きとか、愛してるとか、そういう言葉は静矢の口からは出る事はない。
静矢が、忍の唇を塞いで、舌を絡めると、忍の脳内は、一気に甘い快感に支配され、麻痺してしまう。そうなればもう、静矢の事以外は何も考えられなくなる。そしてまるで、その瞬間を待っていたかのように、静矢は、忍の胸の尖りに舌を這わせては、時に歯を立て、胸から腹へ、腹からその更に下へ下りていき、いたるところにキスを落としていく。すると、忍の股のそれは、すっかり硬くなり膨らんでしまうのだ。
「忍…」
夜、静矢がこういう風に優しく呼ぶ時は、決まっている。忍は、すでにベッドに入っていたが、向きを変えて、静矢の方を見た。
「静矢さん、どうかした?」
何を言われるのか、わかってはいる。それでも、静矢の次の言葉が欲しくて、忍は必ずそう聞くのだ。
「ごめん。欲しくなった…」
忍のベッドに忍び込むように入ると、静矢はその声で、手で、口で、忍を求めた。静矢と体の関係を結ぶまでは、静矢がこんなに積極的だとは、忍は思っていなかった。
もっと、淡白な方かと思ってたけど…。
静矢を身体全体で受け入れる時、忍はいつもそんな風に思った。
静矢の唇が、忍の首筋を吸って、その先の胸元には証を残していく。何度体を重ねても、静矢に触れられると、途端に忍の身体は熱くなり始め、欲望に支配されるまま静矢を受け入れてしまう。まるで中毒の様に、病的に、忍は静矢を欲しがってしまうのだった。
「…好き」
思わず、忍の中で溢れる気持ちが、吐息と一緒に逃げ場を失って、その口から出る。静矢は、その言葉を聞くと、決まって微笑んで忍に口付けるが、決して言葉を返す事はなかった。どんなに、忍が愛の言葉を囁いても、好きとか、愛してるとか、そういう言葉は静矢の口からは出る事はない。
静矢が、忍の唇を塞いで、舌を絡めると、忍の脳内は、一気に甘い快感に支配され、麻痺してしまう。そうなればもう、静矢の事以外は何も考えられなくなる。そしてまるで、その瞬間を待っていたかのように、静矢は、忍の胸の尖りに舌を這わせては、時に歯を立て、胸から腹へ、腹からその更に下へ下りていき、いたるところにキスを落としていく。すると、忍の股のそれは、すっかり硬くなり膨らんでしまうのだ。
