テキストサイズ

ジッパー様

第21章 ジッパー様との出逢い

「今日はそのまま僕と過ごすように」

「……お願い、外してっ……」


 私のナカには作り物のペニスが挿入っている。動く度に刺激されて、感じたくなくても感じてしまってまともに歩けない。


 服に着替えて呉服屋を出たあとは、人通りの多い街を歩かされた。


「……んっ……」


 感じてしまうのを我慢していると、通行人にジロジロ見られた。


「シホ、ちゃんとまっすぐ歩かないと人にぶつかってしまうよ」

「……お願いっ……。こんなの、もう無理ですっ……」


 こんなの、逃げるどころじゃない。
 常に黒澤は隣にいて、私が苦しむ姿を楽しそうに見ている。


「……。じゃあ、休憩しようか」


 そう言うと黒澤はテラスのある喫茶店へと入って行った。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ