
異世界転生が出来ると思ったのにポイントが高すぎる
第2章 後編
さて、いつものように極上のエステを受けるようなコースが始まる。
「あ、甘い香り……」
湯煙で湯船が見えないが花の香りが漂ってくる。
「今は金木犀の時期だな」
お姫様抱っこされて湯船を覗くと小さなオレンジの花弁がたくさん浮いている。
「はあーいい香りー」
いつも違う香りの花風呂だ。最初は薔薇で、二回目は沈丁花、前回はクチナシと薫り高い季節の花を散らしてくれる。
甘い花のする湯を爪先からゆっくりかけてくれ、だんだんと身体が温まると濃密なクリームのような泡で全身を包み込まれる。
抱きかかえられ大きな手で身体をまんべんなく撫でられた後、泡で出来た雲が身体をふわりと浮かせる。
「髪が伸びたな」
「ええ、伸びましたね」
私の変化に気づいてくれていることがとても嬉しい。相変わらずクールな眼差しで落ち着いた彼だけど少しは私の事好きになってくれているかなあ。身体中泡まみれのままの私の横に銀月様は寝そべり、髪の中に両手を差し入れる。優しく地肌を洗われながら口づけされると頭なのに気持ち良すぎて喘ぎながら身体をにじらせてしまう。
「はふっ、ふぅううっ、んん」
「動くと洗えないではないか」
「あんっ、だ、だってぇっ」
「あ、甘い香り……」
湯煙で湯船が見えないが花の香りが漂ってくる。
「今は金木犀の時期だな」
お姫様抱っこされて湯船を覗くと小さなオレンジの花弁がたくさん浮いている。
「はあーいい香りー」
いつも違う香りの花風呂だ。最初は薔薇で、二回目は沈丁花、前回はクチナシと薫り高い季節の花を散らしてくれる。
甘い花のする湯を爪先からゆっくりかけてくれ、だんだんと身体が温まると濃密なクリームのような泡で全身を包み込まれる。
抱きかかえられ大きな手で身体をまんべんなく撫でられた後、泡で出来た雲が身体をふわりと浮かせる。
「髪が伸びたな」
「ええ、伸びましたね」
私の変化に気づいてくれていることがとても嬉しい。相変わらずクールな眼差しで落ち着いた彼だけど少しは私の事好きになってくれているかなあ。身体中泡まみれのままの私の横に銀月様は寝そべり、髪の中に両手を差し入れる。優しく地肌を洗われながら口づけされると頭なのに気持ち良すぎて喘ぎながら身体をにじらせてしまう。
「はふっ、ふぅううっ、んん」
「動くと洗えないではないか」
「あんっ、だ、だってぇっ」
