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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第5章 ~迎える初夜と始まる部活のプール~

「光輝、負けないぞー」

「僕だって負けないよ」

2人共、お互いに勝つ気で泳ぐ体勢に入る。

「夏海先輩
悪いですけど、この勝負は俺と光輝が勝ちっすよ!」

照明君の勝負前の勝利宣言に、僕は微笑を浮かべた。

「残念だけど、僕と好文君の愛の力を見せてあげるよ」

僕は、照明君から好文君と光輝君へ視線を移す。

「いくよ
よーいスタート!」

僕の合図と同時に、好文君はバッタを泳ぎ始め、光輝君はバックを泳ぎ始めた。

「好文君、行け~!!」

「光輝、頑張れ~!!」

僕は好文君に、照明君は光輝君に声援を送る。

「よし!
好文君が抜いた」

「光輝、頑張れ~!!」

バックを泳ぐ光輝君を、好文君がバッタで抜いた。

-好文視点-

「ハッ、ハッ」

光輝と照明には悪いが、この勝負は負けないぞー。

チラッと横のコースを見たら、光輝の姿がなかったのできっと俺が抜かしたんだろう。

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