無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

－光輝視点－

「ハァ、ハァッ」

隣のコースの泳ぐ音を聞く限り、好文君に抜かされちゃったか。

でも、照明君のためにもせめて距離を縮めておかないと。

－照明視点－

「ターンに入った！」

今のところ、好文が勝っている。

「照明君、そろそろ飛び込み台に」

「はい」

俺と先輩は、それぞれ飛び込み台に立つ。

「光輝、頑張れ！！」

「好文君、頑張って！！」

俺達は、光輝と好文にそれぞれ声援を送る。

－夏海視点－

「照明君、お先に行くよ」

好文君がゴールをタッチすると同時に、僕はプールへ飛び込む。

「夏海さん！！」

－照明視点－

光輝がゴールにタッチすると同時に、俺はプールへ飛び込んだ。

「照明君！！」

－夏海視点－

光輝君と照明君には悪いけど、このまま勝たせてもらうよ。