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「ホント、懲りないよな」

「だね」

先輩と好文君のやりとりを見て、僕と照明君は好文君に対して呆れている。

「碧君、深見君」

僕は、碧君と深海君に話しかける。

「見てわかったと思うけど、夏海先輩に身長の話は禁句だから」

「はい…。」

「了解です」

普段は、優しくて良い人だけど怒ると怖いっていう事も、２人にしっかりと教えた。

「身長の話自体は良いんだけど、人や物とかと比べたりさ」

僕は、夏海先輩に説教されている好文君をチラ見して視線を碧君と深海君に戻す。

「おちょくったり、からかったり馬鹿にするような感じにすると、あぁなるから気をつけて」

「「はい」」

「よし、じゃあ最後に」

好文君への説教が終わり、優しい笑顔に戻った夏海先輩が僕達の方を振り向く。

「我が水泳部では、部員同士が親しみやすくなるために、全員下の名前で呼び合う事になってるから♪」