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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第8章 ~始まる残り1年間の部活動~

「あっ…。」

夏海さんのウインクの意味がわかり、パッと俺の方を見る珊瑚。

そんな珊瑚に、俺は無言で頷く。

夏海さんと俺は、珊瑚を照明と光輝のチームに入れ、3人だけの空間で2人に相談する機会を作ったんだ。

◇HOP6階・観覧車の前◇

-夏海視点-

「じゃあ、僕達は先に乗るね~」

「琥珀、そんなに緊張すんなよー」

「は、はい…。」

琥珀君と好文君一緒に、先に観覧車に乗り込む。

しかし、珊瑚君なしで琥珀君は僕と好文君に対して、緊張しまくってるなぁ…。

この観覧車で、僕達に対しても慣れてくれれば良いけど…。

◇観覧車の中◇

「やっぱり、珊瑚なしじゃ俺と夏海さんと話すのも、緊張するのかー?」

「すみません…。」

珊瑚君がそばにいないと、やっぱり駄目かぁ~。

「照明君と光輝君と、普通に話せるようになったきっかけは?」

「きっかけは……あっ!」

琥珀君は、光輝君のアドバイスを思い出したみたいだ。

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