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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第2章 ~夏海と新入部員達~

◇犬飼家の前◇

「へぇ~、ここが好文君が住んでる家か~」

駅から歩くこと10分。

好文君の家の前に着く。

「はい」

「でも、この道いつも通るけど全然見かけなかったよ」

毎回通ってる道なのに、好文君を全然見かけなかったことに不思議に思う。

「あぁ、実は今年の3月に中学卒業後に引っ越して来たんですよー♪」

「なるほどね
どおりで見かけなかったわけだ」

疑問が解消され、心がスッキリした。

「先輩の家は?」

「僕が住んでる家は、ここから徒歩5分のとこのコンビニの迎え側だよ」

家の迎え側に、コンビニがあるといろいろと便利だ。

「俺、引っ越してからたまにそのコンビニ行ってますよ」

「そうなんだ」

それでも、一度も見かけなかったのはタイミングの問題かな。

「ここから近いし、明日から俺が迎えに行っても良いっすか?」

「うん、良いよ」

「やった♪」

ニカッと笑顔で喜ぶ好文君。

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