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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第3章 ~亀裂と和解から生まれる愛の告白~

まぁ、通りかかった側としたら怖かったか、巻き込まれたくなかったのどっちかだよね。

「でも、先輩が通りかかって助けてくれました
あん時は、本当に救われたんです」

「それが、一目惚れのきっかけ?」

「正確には、助けてもらったのと
学校まで一緒に歩きながら、話してるうちに好きになったんです」

好文君は、持ってるブラシをバケツにつけて真っ直ぐ、僕に向き直ると頭を下げた。

「お願いします!
俺と付き合って下さい!」

「えっ、ちょっと頭を上げてよ…。」

ふと、照明君と光輝君の方を見る。

「……。」

「……。」

2人は、何か察したのか僕達を見つめながら、静かに見守っている。

「OKならOKで、駄目なら駄目で、時間が欲しいならハッキリとした返事をお願いします!」

顔を上げて、真剣な表情で言う好文君。

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