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花音学園水泳部~Remake Of Story~

第3章 ~亀裂と和解から生まれる愛の告白~

「正直に言うとね
好文君の事は好きだよ
でも、恋愛の好きかどうかはわからない」

わからないけど、何だろうこの気持ち…。

「でも、好文君と一緒に喋りながらの登下校は楽しいし
好文君に抱き締められると、他の人とは違う心地良さがある」

「夏海先輩…。」

「あと、電車の中で触られて正直、気持ち良かったよ」

気持ち良かったのは本当だ。

「だけど、男子同士のおふざけの触り合いぐらいにしか思ってなかった」

だから、電車の中で恥ずかしかったけど、気持ち良かったって思った。

同時に、戸惑いの気持ちもあった。

「戸惑いの気持ちもあった
でも、それ以上に気持ち良い思いの方が大きかったのと、不思議と好文君にされるの嫌じゃなかった」

「先輩、それって…。」

「むしろ、もっと気持ち良くなりたい
もっと触ってほしいと思った」

しかし、僕の中ではいろんな気持ちがごちゃ混ぜだった。

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