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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜

第6章 昼と夜


「貴方が紫艶…なんですね。」

「そうだ。俺の人間界での名は眞多紫艶。そして、俺はヴァンパイアだ。」

「何で、瞳や髪の色が変わるの?昼と夜とでは全然ちがうのはなぜ?」

「昼夜で変わるわけではない。興奮すると、髪も瞳も色が変わる。女の血を体が求めると、色が変わるんだ。どうだ?色がまた変わり始めただろ?」


紫艶が言うように、瞳も髪も元の色にゆっくりと戻り始めている。

不思議…。

そんな紫艶を見ていると、紫艶もまた私の事をジッと見つめてくる。

茶色く戻り始めた瞳がまた、鮮やかな紅い色へと変わっていく。


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