
貴方がいつもそこに居てくれたから…
第4章 参
櫻井「お前、さっきも言ったけど。…初めてで中出しすんならちゃんと後処理しねぇと駄目だって」
そう言って、真剣な顔をする櫻井さん。
僕は聞こえないフリをして、黙々と煮込みうどんを啜る。
大野さんが楽し気に笑ってる。
本当に、やめてほしい///
相葉「………ごめん。…和くん、本当にごめんね?」
「…///」
大櫻「「あははは(笑)!」」
小さく小さく頷いた僕。
二人に爆笑されたけど、全然嫌な気がしないのはこの人たちが出会ってきた人の中で一番優しさに溢れてるから。
笑われても馬鹿にされてる感じが全くしない。
相葉「和くん?…大丈夫?顔、真っ赤だよ?また熱上がったのかな?」
そう言って額に手を当てられる。
更に二人は爆笑して。
『…大丈夫、です///』って蚊の鳴く様な声で呟いた。
もう熱は下がってる。
お腹はまだ少しゴロゴロ言ってるけど、もう下ってはいないからそう掛からず治ると思う。
大野「ふふ(笑)…何か本当、可愛いな?」
櫻井「うん(笑)…何だろね?二宮さんの雰囲気だろうな♪」
そう言ってやっぱり大野さんは僕の頭を撫でた。
何だかよく分かんないけど、子供扱いされてる気がする。
でもそれが嫌なのか?って聞かれたら、嫌ではなくて。
寧ろその手が温かくて優しいから、嬉しくなる。
居ないから分かんないけどお兄ちゃんみたい。
「本当に、すいませんでした。ありがとうございます」
櫻井「いいって♪…だけど、智がたまたま居て良かったよ。普段行かないスーパーなんだろ?」
大野「まぁな?こっから遠いし、特売とか安売りの時しか行かないスーパーだな(笑)」
相葉「ありがとう、大ちゃん。もう今後はちゃんとするから。翔ちゃんに教えてもらったから、もう大丈夫だよ?」
「…///」
大野「ははは(笑)我慢出来ないならゴム着けろ?」
櫻井「だね?その方が間違いはないし、二宮さんの身体にも優しいわ♪」
相葉「えー………それは、ちょっと…」
櫻井「まぁゴム着けたら物足りないけどな♪」
相葉「でしょ?」
大野「ふはっ(笑)まぁ、こっちも物足りないけど(笑)」
相葉「え?大ちゃんたちゴムの経験あんの?」
櫻井「俺はねぇよ?……智が誰との事言ってんのか知らねぇけど」
恥ずかしくて口も挟めなかった。
だけど、急に櫻井さんの雰囲気がピリッとした気がする。
