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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第7章 きせき〜軌跡❺〜

*Mside*

翔「潤、タイムリミットだよ。起きよう?」

仕方ないと思いながら、抱きしめている腕の力をゆっくり緩めていく。

「分かってるけど、離れ難い」

もう一度、翔の胸に顔を埋めてスリスリすると、困ったような声が返ってきた。

翔「俺だって同じ気持ちだけど…」

「はぁ。今日は、翔とくっついていたい気分なのに。誰かなんとかしてくれないかなぁ。離れたくないなぁ」

そうは言っても、時間は本当にギリギリ。

重い腰を上げようとした時、スマホが鳴り響いた。

マネが来たかな? 

スマホの画面を見ると、マネージャーの文字が表示されていて、画面をスワイプする。

「おはようございます。はい、えっ?分かりました。はい、了解です」

翔「マネさん、着いたって?潤早く準備しなくちゃって…えっっ、潤?」

慌てて起き上がる翔を、もう一度布団に押し戻す。





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