テキストサイズ

ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第8章 『はっぴぃえんど⁈』ピックアップ御礼

*M side*

仮病を使って休んだと、自分を責めている翔を、力一杯抱きしめる。

「仮病なんかじゃないよ。翔の心が弱ってる。病気になるのは、身体だけじゃない」

翔「潤…」

「俺に、何でも話してみて。俺にできる事はするよ。それに、翔に頼ってもらいたいっていつも思ってる」

抱きしめている翔の顔が俺の方を向くと、涙がこぼれ落ちそうになっている瞳と、視線があった。

翔「じゅん…あのね…、えっと、何から言えばいいかな…」

焦らなくていいよ、というように背中を摩ってあげると、ゆっくりと、自分の気持ちを話し始めた。

翔「事務所のね……、問題があってから、色々考えていると、自分自身の存在を否定されているように感じて…。それに、夢を見るようになったんだ」

「どんな夢?」

いつも魘されてるけど、どんな夢をみてるのか…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ