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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第8章 『はっぴぃえんど⁈』ピックアップ御礼

*S side*

ほぼ、毎日見る同じ夢。

「走って逃げて追い詰められて、奈落の底に落ちていく夢。そして、叩かれる。現実も夢でも、追い詰められているように感じて。俺は…」

溢れる涙を潤が拭ってくれる。
そして、さらにキツく抱きしめられた。

潤「前にも言ったと思うけど、辛い時は辛いって言っていいし、休んだっていいんだ。翔は、頑張り過ぎたと思う』

そんなに、頑張ってないよ…。
今の潤の方が、忙しいし、ほんとは、俺にかまってる時間なんてないはず。今日だって、無理してここにいるはずだし。

潤「なんか、マイナスのこと考えてるだろ。ま、今の翔に色々言っても思い詰めるだけだろうから…」

そういうと、潤は、俺の手を引き、家を出ようとする。

「えっ、潤、何??ちょっと待って。どこ行くの?」

潤「いいから、黙ってついてきて」

あっという間に車に乗せられ、車はどこかに向かって進んでいる。

おれ部屋着のままなんだけど…。




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