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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第2章 きせき〜奇跡〜

*Sside*

考えるなと言われても、これからのことのシュミレーションで頭の中はフル回転状態だ。

そんな俺を後ろから優しく抱きしめてくれる潤。俺はその腕をぎゅっと掴んだ。

潤「翔…、俺…子どもができて本当に嬉しいよ。こんな幸せな気持ちを味わわせてくれてありがとう」

「潤……」

潤「翔がさ、不安な気持ちになるのはわかるけど、そんな気持ちだとさ、きっと赤ちゃんも悲しくなると思うんだよね…」

俺の腰に腕を巻きつけながら、お腹に顔を埋める潤。

潤「おーい、聞こえるか〜。パパだよ。会えるのを楽しみにしてるからな〜」

「ハハッ、まだ聞こえないよ。
あと、誕生日ちゃんとできなくてごめんね…」

潤「俺と翔の奇跡の赤ちゃんだよ。きっと聞こえているはず…。それに、ここにプレゼントがいるだろ」

そう言うと、何度もお腹に向かって話かけている潤。俺も「ママですよ」と声をかけてみると、お腹がポカポカとあったかくなった気がした。

潤が言う通り、なんでも聞こえて、わかっているのかも…。

その晩、潤はずっと俺のお腹を抱きしめていて、そんな潤が愛おしかった。


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