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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第3章 きせき〜軌跡❶〜

*Sside*

病院から帰ってきてソファーに腰かける。

潤の誕生日から、なんだか色々ありすぎて心も体も疲れた…。

そのまま、ソファーに横になると、心配そうに潤が覗き込んできた。

潤「翔?大丈夫?やっぱり入院した方がよかったんじゃ…」

「大丈夫。ちょっと疲れただけ…」

潤「なら、いいんだけど…。何かあれば、すぐに言って。隠された方が心配だから…」

「ん。ありがとう」

「夕飯作ってくる」と潤がキッチンに行こうと立ち上がった。
それが、なんか寂しくて、潤の腕をとっさにつかんだ。

潤「どうした?」

「……行かないで。なんか寂しくて…」

潤が言ったんだからな。隠さずなんでも言えって。

潤「ふふっ、素直でよろしい!」

両手をひろげてくれる潤の胸に、ぽすっと顔を埋めた。潤の優しい香りが包み込むと、疲れた体は安心して眠りへと誘っていった。



いい匂いで目がさめると、晩御飯がテーブルに綺麗に並べられている。

潤「あっ、起きた?ご飯できてるけど、食べられそう?」

「あっ、うん…少しなら」

潤「そう言うと思って、食べやすいものにしたよ。2人分の栄養が必要なんだから…、はいどうぞ」

潤が用意してくれたのは、野菜がたっぷりのリゾットだった。




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