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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第3章 きせき〜軌跡❶〜

*Mside*

翔のためにできることは数少ないかもしれないけど、できることはなんでもしてあげたい。

先ずは、体のことを考えて、栄養のあるものを作ってあげよう。

そう思って、たくさんの野菜を使ったリゾットを作ってみた。

「食べられそう?」

翔「いい匂いに、急にお腹がすいてきちゃった。潤も一緒に食べよ。いただきます……ん〜美味しい!」

「よかった」

翔が一口食べるのを確認してから、俺も食べはじめた。

「ねえ、翔?明日の仕事はどうする?」

翔「午後からの雑誌の取材だけだから、大丈夫だと思う…」

「無理するなよ。俺も映画の番宣一本だけなんだ。帰りは迎えに行くから」

本当は、ずっと側に付いていたいくらい心配だけど、そうもいかないから、帰りだけでも迎えに行きたい。

翔「マネージャーにちゃんと送ってもらうから大丈夫だよ」

「これから自分で運転するのはできるだけ控えてほしい。いつ、体に変化が起きるかわからないし…」

翔「うん、分かってる。潤…心配かけてごめんね」

「そんなことで、あやまらなくていいの。翔は何も悪くないんだから…。ほら、冷めないうちに食べちゃおう」

野菜たっぷりのリゾットを翔は残さず食べてくれた。



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