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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第3章 きせき〜軌跡❶〜

*Mside*

仕事が終わり、翔の元に車を走らせる。

翔のマネージャーには迎えに行くと連絡を入れておいたので、真っ直ぐ現場に向かうと、俺の姿をみつけたマネージャーが慌てた感じでやってきた。

「お疲れ様。翔は?」

マネ「それが…雑誌の取材を受けていたんですけど、姿が見当たらなくて…」

「えっ?」

マネ「ちょっと、スタッフと打ち合わせをしてて…。目を離してしまってすみません」

それは仕事だがら仕方がない。

「先ずは翔を捜そう」

マネ「控え室には居なかったので、後は、トイレと休憩所を見てこようと思っていました」

「俺はトイレを見て来るから、休憩所をお願い」

マネ「分かりました」

二手に分かれて、翔を捜す。

控え室から一番近いトイレから確認するが、入口のドアを開けると、誰もいない。

「翔?いる?」

念のため声をかけると、カタンと個室から物音がした。

「翔?」

翔「…じゅん…」

翔の弱々しい声が聞こえて、個室に駆け寄る。

「翔、大丈夫?ここ開けられる?」

翔「…無理…動けない…」

「分かった。そのままで少し待ってて」

翔を見つけたことをマネージャーに連絡し、ドアを開ける方法はないかと、あたりを見回した。

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