ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜
第3章 きせき〜軌跡❶〜
*Mside*
翔を早く抱き締めてあげたい。
天井とドアのすきまからなら中に入れそうなので、踏台のようなものがないか個室の周辺を見回すが、残念ながら見当たらない。
やってきたマネージャーとどうするか相談する。
「ドアを蹴破るのはマズイよな」
マネ「それは最終手段にしましょう。それより俺が補助しますので、上から入るのはどうですか?」
「オッケー。やってみる」
マネージャーの肩を借り、ドアの上からの進入を試みる。
ドアに手をかけ、よじ登ると蹲った翔の姿を確認できた。
「翔、大丈夫?」
俺を見上げる翔の顔は真っ青で、でも俺の姿を見ると嬉しそうに微笑んだ。
抱き締めて、トイレから出ると、真っ直ぐに駐車場に行き、翔を後部座席に下ろした。
体の具合を聞きたかったけど、頷くのが精一杯なんだと感じ、このまま病院に向かうことにする。
マネ「櫻井さんの事よろしくお願いします」
「ああ。後、落ち着いたら連絡するから」
マネ「分かりました。体を一番に考えて下さいね」
明日も仕事が入ってるはずだし、仕事の内容と体調次第では、調整が必要になるはず。でも、嫌な顔1つせず、翔の体を心配してくれるのに感謝し、その場を後にした。
翔を早く抱き締めてあげたい。
天井とドアのすきまからなら中に入れそうなので、踏台のようなものがないか個室の周辺を見回すが、残念ながら見当たらない。
やってきたマネージャーとどうするか相談する。
「ドアを蹴破るのはマズイよな」
マネ「それは最終手段にしましょう。それより俺が補助しますので、上から入るのはどうですか?」
「オッケー。やってみる」
マネージャーの肩を借り、ドアの上からの進入を試みる。
ドアに手をかけ、よじ登ると蹲った翔の姿を確認できた。
「翔、大丈夫?」
俺を見上げる翔の顔は真っ青で、でも俺の姿を見ると嬉しそうに微笑んだ。
抱き締めて、トイレから出ると、真っ直ぐに駐車場に行き、翔を後部座席に下ろした。
体の具合を聞きたかったけど、頷くのが精一杯なんだと感じ、このまま病院に向かうことにする。
マネ「櫻井さんの事よろしくお願いします」
「ああ。後、落ち着いたら連絡するから」
マネ「分かりました。体を一番に考えて下さいね」
明日も仕事が入ってるはずだし、仕事の内容と体調次第では、調整が必要になるはず。でも、嫌な顔1つせず、翔の体を心配してくれるのに感謝し、その場を後にした。