テキストサイズ

ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第4章 きせき〜軌跡❷〜

*Sside*

潤が頭を下げる姿を見て、俺も一緒に頭を下げた。

社長「他のメンバーは?どう思ってるんだい?」

雅「俺も、翔ちゃんには無事に赤ちゃんを産んで欲しいと思ってます。だから、その為に休みが必要です。翔ちゃんのぶんも俺にできる事は頑張りますから!」

和「俺も同じです。翔さんの体を一番に考えてあげたいんです」

社長「智は?」

社長の視線が智くんに移る。

智「社長にお願いがあります。社長が使える全ての力を、俺たちに貸していただけないでしょうか?」

社長「…それは、どういうことだね」

社長の力?
話の先が見えない俺たちも、智くんの続きに耳を傾ける。

智「翔くんに無事赤ちゃんを産んでもらいたいと俺も思っています。そして、これからも五人で嵐として活動していきたい。でも、これからの事を考えると、翔くんの妊娠の事、赤ちゃんが産まれてからの事は絶対に世間に知られてはいけないと思うんです。反対されているのに、こんな事を言うのはおかしいと思いますが、社長の権力の全てで、翔くんを、嵐を守っていただけないでしょうか?」

深々と頭を下げた智くん。
智くんが、ここまで考えてくれていたなんて…。胸に熱いものがこみ上げてきた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ