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ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第5章 きせき〜軌跡❸〜

*Sside*

思ったより仕事が早く終わった潤から「今から帰るよ」とメールが届いたので、今日はみんなで食卓を囲めそう。

翔母「翔!コロッケ揚げるわよ」

「はーい」

俺は、再びハートの模様のエプロンを身につけ、キッチンに向かった。

翔母「油の温度が低いと爆発しちゃうから、170度から180度くらいがちょうどいい温度よ」

母さんの手元を覗きながら、ノートにメモを取る。温度が高い方が爆発するような気がするんだけど…。料理初心者には疑問がいっぱいだ。

翔母「そろそろいいかしら」

そうこうしているうちに、きつね色に揚がった美味しそうなコロッケ。

翔母「さあ、次は翔の番よ」

よし、頑張るぞ!!
油の温度を確認して、恐る恐るコロッケを、油の中に投入した。

「えっと、2・3分だったよね。もうそろそろかな?」

翔母「いい感じじゃない!!」

初めて作ったクリームコロッケは、無事爆発する事なく、皿に盛りつけられた。
潤、喜んでくれるかな?

もうそろそろ帰ってくるばすだけど…。

“ピンポーン”

チャイムが聞こえ、インターホンの画面を確認する事なく、俺は玄関に急いだ。





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