テキストサイズ

ぱられるわーるど 〜fromはっぴぃえんど⁈〜

第5章 きせき〜軌跡❸〜

*Sside*

翔母「今日のメニューは、クリームコロッケよ。食べましょう」

「「「「いただきます」」」」

翔父「クリームコロッケなんて、珍しいな。翔のリクエストか?」

翔母「リクエストと言えばリクエストだけど…」

翔父「揚げたてで美味しい」

潤の様子を見ると、コロッケを半分にして、口の中に運ばれていく。

潤「うわっ、すごく、クリーミーですね。美味しいです」

翔母「本当に?…良かったわね翔」

まさか俺が作ったとは思ってもいなかったのだろう。えっという目で、俺を見る潤。

潤「これ、翔が作ったの?」

「母さんに手伝ってもらったけどね」

潤「それでもすごいよ。料理に関しては、全く才能ないじゃん!」

「褒めてんの?けなしてんの?」

潤「褒めてんだよ。翔の手作りが食べられなんて幸せだぁ〜」

潤が箸を置いて抱きしめてくるから焦ってしまう。

「潤、やめてよ〜」

翔母「あら、コロッケも二人もアツアツね」

「母さんも揶揄わないで〜」

そんな俺たちを父さんは呆れたようにみていると思ったけど、ニコニコ嬉しそうにしていて…。

夕飯は、家族団らんという言葉がぴったりだった。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ