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後輩くんの挑戦状 ~僕に惚れてもらいます~

第3章 たらしな新人くん


学生時代にそうとう遊んでるわね…。

はい、決定。

私が彼に感じた危ない匂いは、気のせいじゃなかったというわけ。


「…じ…ゃあ、今はフリーなんだ。格好良いのに勿体ないね…アハハ」


穂花、あなたも気を付けなさいね。私は声に出さないように彼女に忠告をいれる。


“ ま、確かに…… ”


この男を周りの女が放っておかないのは頷けるわ。

出身大学といい研究室といい、レベルが高い。

体格もスマートで顔もシュッとしているし…目鼻立ちにも恵まれている。

ショートの髪はパーマをかけてふわふわさせているけれど、後ろの襟足だけは短く切って清潔感を出しているところが抜け目ない。

色は明るすぎないブラウンアッシュ。

外見だけなら立派に好青年よ。


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