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ーー24時間後

「終わりだ」

ムツミは脱水症状で朦朧とする意識に何も感じなくて済んだ。

罰とはいえ、それなりに仕事してるムツミはまだ処分されずにいた。

待機室の隅で寝てると従業員に水と薬を投げつけられた。

「休む暇はない。1時間後に仕事だ。あれに懲りたら大人しくしてるんだな」

返事する気力も体力も残ってない。
視線だけを動かし震える手で水を取る。

「ムツミ平気？」

「アイツ約束守んないからニーナ仕事させてたよ」

「ミヨコはあれだから放置されてたけどね」

心配する女達は帰ってきたムツミに24時間に起きた事を話す。

女の友情は生ハムよりも薄っぺらいものだ。と昔聞いた話を思い出しながら、そもそも友達じゃないと女達を冷ややかな目で見た。