Deep Night《R18版》
第6章 No.623
「休養中?」
「そ、あたしみたいに専門でヤられた。って言ってもニーナの方が酷いけどね」
「へぇ?どんな?」
「たまに専門に行くと、傷だらけで帰ってくるから、言うこと聞かなかったからだって思ってた」
「それで?」
「……多分、あたしと同じで、専門に入ると必ず撮影されるみたいなんだよ。半信半疑だったけど、この前確信した。DVDにしたら顧客に販売するから、そこの常連であるニーナは高値がつくと思う。あたしと比べるレベルじゃない程のプレイをさせられてるから」
「そんなに激しいの?」
「……セックスじゃないことは確かだよ」
詳しい内容を伏せ、脳裏に浮かぶニーナの背中に自分の肩を抱きすくめた。
その様子に色男は、口をつぐみ、ムツミの背中を擦った。
気丈に振る舞ってはいるが、怯えるように身体を小さくする姿に、並々ならぬモノを感じた。