Deep Night《R18版》
第6章 No.623
下腹部に反って勃つ肉棒を掴み、上下に擦ると先端にとろみのある雫が、一滴。
それを指で掬い、傘の部分に塗り付ける。
「っ、ところで身体はどうなの?」
「今頃?気にしなくていいよ」
「いや、気にするでしょ。痛がる女なんて処女だけで十分だから」
「その口でよくセックスしようだなんて言えるね。生憎、処女じゃないから痛みなんてすぐ忘れたよ」
「そう。なら好きにしてもいいんだ?」
「どーぞ、ご自由に」
パッと両手を上げ、降参ポーズを取る。
色男は上着を脱ぎ、ムツミの下着に手を掛け、裾を捲し上げて脱がすと、露になった乳房を手の平に納めた。
「…ん」
ゆっくりと指先を乳房に沈ませ、柔らかさを堪能するように揉む仕草が、まるで性に目覚めたばかりの少年のようだった。
ただ、その仕草にぎこちなさはなく、膨らんだ実に寄せられた唇にゾクゾクする。