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Deep Night《R18版》

第5章 Dog


男は遊びに来たわけじゃない。

これは仕事だった。

そうでなければこんな場所に1秒でも居たくはなかったが最年少であるがゆえに選出されただけの人選に上手く出来るとは思えなかった。

それでも上手く行けば出世コースは間違いないと確信はしていた。

やるしかないと腹を括る。

自分に言い聞かせ座れそうにないベッドを眺めながら突っ立っているとカーテンがふわりと揺れた。

「いらっしゃいませぇ」

小さな少女がニッコリと男に笑みを向けて入ってきた。

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