Deep Night《R18版》
第2章 No.217
「今日は隣がネェさんだからやだな」
ネェさんは声が大きく死にもしないのに「あぁん、死ぬぅ」とイヤラシイ声を上げるのが堪らなく嫌だった。
ギシギシと今にも壊れそうなベッドが軋む音と先輩達の耳に付く甘い声や咽るくらい充満した匂いにいつまで経っても慣れずにいた。
大きく息を吐き捨て客が来るのを待つニーナは同じように息を吐き捨てて戻ってきた先程の男に不思議そうに首を傾げた。
「お客なの?」
「は?誰がテメーみたいなメス豚抱くかよ」
足元に屈んで鍵を外す男は本当に汚いモノとしか思ってないのだろう。ニーナの髪を掴んで無理矢理立ち上がらせた。
痛みに顔を歪めるも声一つ漏らさずにいるニーナに男は舌打ちする。
「VIPルームで客が待ってる」
「びっぷるーむ?」
「黙って歩け」
VIPルームという初耳の言葉になんなんだろう?と期待が膨らむニーナは男の後ろを付いて行く。
ネェさんは声が大きく死にもしないのに「あぁん、死ぬぅ」とイヤラシイ声を上げるのが堪らなく嫌だった。
ギシギシと今にも壊れそうなベッドが軋む音と先輩達の耳に付く甘い声や咽るくらい充満した匂いにいつまで経っても慣れずにいた。
大きく息を吐き捨て客が来るのを待つニーナは同じように息を吐き捨てて戻ってきた先程の男に不思議そうに首を傾げた。
「お客なの?」
「は?誰がテメーみたいなメス豚抱くかよ」
足元に屈んで鍵を外す男は本当に汚いモノとしか思ってないのだろう。ニーナの髪を掴んで無理矢理立ち上がらせた。
痛みに顔を歪めるも声一つ漏らさずにいるニーナに男は舌打ちする。
「VIPルームで客が待ってる」
「びっぷるーむ?」
「黙って歩け」
VIPルームという初耳の言葉になんなんだろう?と期待が膨らむニーナは男の後ろを付いて行く。