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支配と快感

第1章 初めて

ベットの上には、一糸まとわぬ姿の私と、それを楽しそうに上から眺めるハルキさんの姿があった



「やめてって言われてもやめないから覚悟してね...」


私が頷いたのを合図に、ハルキさんの手が動き始めた


誰にも触らせたことのない肌に細く綺麗な指が這わされる
反射的に、手で身体を覆ってしまう





「何隠してんの、手どけて」





言われて1度はどかすものの、やっぱり恥ずかしさのあまり隠してしまう....


それを見たハルキさんは、1度ベッドから離れるとどこかに行き、何かを持って戻ってきた


「手を上にして」

意図が分からずに手を上にすると カチャカチャ という軽い音が聴こえた

「いいね、そそる...」

その言葉に誘われて自分の手を見ると、手首には黒いものが巻かれていた...





拘束されていることにお腹の奥が疼いていく...



何も無かったかのようにまた指を這わせだしたハルキさんはゆっくりと私の胸をなぞる

キスだけで既に熱くなった身体には弱すぎる刺激に、自分で身体を動かし指を導こうとしてしまう....


それさえも見透かし、
「なんで動いてるの?触ってほしいなら、口に出して言わなきゃ分からない」

ふやけきった頭では考えることが出来ず、乳首触って....っと


「人に頼む時の言い方はそれじゃないだろ」


この一言で上下関係をはっきりさせられる


ハルキさんからは逃げられない
私は今この人に逆らえない

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