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悪魔の誘惑

第1章 水野香奈の秘密

「あぁんあぁん…あぁダメェやめてぇ」

手錠で身動きが取れない状態のAV女優をキングサイズベッドに押し倒し、男達三人が乗りあげる。

左右から二人は、彼女の乳首を舐めたり強く摘まみ、一人は正面からAV女優のショーツを脱がし、舌先でベロベロと犬のように舐めていた。


「あぁんあぁん...もう舐めるのはもういいからぁ...もういい....あぁっ!?あぁっそれダメェエエエ」

下半身を舐めていた男が、今度は電マを彼女の感じる部分に押し当てると、よがりながら彼女はビクビクと痙攣する。



その光景をスマホ越しに見ていた彼女、水野の股はぐっしょりと濡れていた。

無料で視聴出来るサンプルAV動画を彼女は見ていた。タイトルは、『拘束と舌の無限の快楽調教』である。無論、動画は男性向けである。

もうお気づきになったかと思うが、彼女はちょっと特殊な性癖を持っていた。

それは、そう、異性に縛られたいという欲求があるのだ

その欲求に本格的に気付いたのは彼女がまだ高校1年生の頃だ。

学年が二つ上の校内の男子生徒、神崎健人の告白を受けて水野香奈はお付き合いを始めた。

何回か彼とデートを繰り返し、処女を彼に捧げた。

その後も、彼と月に何回か身体を重ねているうちに、彼女は自分の心境の変化に気づくのであった。

彼の性行為は至って紳士的でシンプル。

マニアックさなんてかけらも無く、まるでドラマのように優しい愛撫から始まって、ゆっくりと挿入し『愛してる』と耳元で何度も囁くのだ。

以前に一度、もっと激しくしていいよと彼に言った事があるが、激しいセックスは女性に負担がかかるから出来ないと水野の提案を拒否した事があった。

自分を気遣って理性と戦ってくれるのは嬉しかった。大切にされてると実感出来たから。

けれど、水野は彼の優しすぎる性行為にどこか物足りなさを感じるようになった。

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