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Nectar

第6章 後悔と進展

ー蓮sideー

インターフォンを押すとエントランスの自動ドアが開き、エレベーターを待つのももどかしい俺は階段を駆け上がった。

息を切らせたままチャイムを何度も押していたら、由奈さんがドアを開けてくれた。

蓮「遅くなって…すいませんっ…」

由奈「何があったかは知らないけど…来てくれてありがとう。とりあえず愛梨を…」

蓮「愛梨は?!何処ですか?」

由奈「ずっと寝てる…」

指差された寝室の方に急いだ。

中に入ると苦しそうな表情の愛梨が寝ている。

気を遣ってくれたのか、由奈さんが部屋に入ってくる事は無かった。

蓮「愛梨…?」

汗で額に張り付いた髪をそっと退かすと、触れた身体の熱さに驚いた。

たった1週間会わなかっただけなのに、痩せて頬がゲッソリしているのが分かる。

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