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Nectar

第6章 後悔と進展

うん。
本当に嫌がってた…

由奈「だから、蓮さんへの気持ちを認めるのも本当に勇気がいったと思うし…何より、裏切られるのが怖かったんじゃないですかね?ましてや大スターのアナタが相手なわけだし(笑)」

蓮「俺が…裏切るように見えたのかな?」

由奈「ううん、違うと思います(笑)信じられなかったのは、蓮さんじゃなくて愛梨自身。自分自身に自信が無かったから。女が6年も恋してないんですよ?どれだけ“女”をサボってるか、自分が1番よく分かってるはずです。」

女をサボる…?

男の俺にはよく分からない。
だって愛梨はこんなに綺麗なのに…

蓮「それなら…電話ぐらいしてきて欲しかった…」

今日愛梨の姿を見て、とれだけ愛梨が俺を想ってくれてるのか痛いほど分かった。

泣くほど…こんなになる程後悔したなら電話の1本ぐらい…

由奈「出来ると思います?蓮さんが愛梨から離れた時点で、2人の関係は大スターと一般人。それに愛梨はアイドルとファンの関係も距離感もすごく分かってる。アイドルに電話をかける非常識なファンにはなれないでしょ(笑)」

はぁ…

どれだけ堅いんだよ。

でも何か…愛梨らしい(笑)

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