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ー愛梨sideー

目が覚めたと思ったのに…

そこには蓮が居た。

まだ夢の中かな…

蓮「愛梨…？大丈夫？病院行こう？」

愛梨「病院…？や…だ…」

やだやだ…

今だってせっかく蓮に会えたのに…

蓮「何で？熱下がらないんだろ？早く行って治さないと…」

愛梨「ここで寝てたら…れん…に会える…から。夢で…れんが…幸せで…」

そう…

ここで寝てたら蓮の夢を見る。

たまらなく幸せな夢…

蓮「愛梨？病院行くぞ。」

愛梨「やぁ…ここに居る…」

蓮「俺も一緒に行くから…な？」

愛梨「嘘だ…目が覚めたら…消えちゃう…」

そんなの耐えられないよ…

蓮「絶対消えないから！ずっと愛梨の側にいるから！今から一緒に病院行こうな。」

ギュッて抱き締められた。

ほら…

いつもの腕の中…

末っ子のくせに力強い、心地良い腕の中…

本当にずっと側に居てくれる…？