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Nectar

第6章 後悔と進展

ー愛梨sideー

右手にぬくもりを感じながら目を覚ました。

あっ…蓮!

蓮は私の手を握ったまま、ベッドに頭を伏せて寝ていた。

触れている手をギュッギュッと握ると、ギューッと強く握り返しながら蓮が目を覚ました。

蓮「んっ…愛梨…おはょ…」

アイドルとは思えない程、ダルそうな目…(笑)

愛梨「疲れてるなら帰って寝たら良かったのに…」

新曲の準備も始まるだろうし。

蓮「愛梨が起きて俺が居なかったら、また夢だったとか言い出すんじゃないかと思って(笑)」

ニヤニヤと笑いながら私の鼻を摘まんできた。

愛梨「やめてよ!ニヤニヤしちゃって…ムカつく!」

蓮「あぁ~あ。昨日はあんなに素直だったのに…(笑)でも愛梨が元気になった証拠か。」

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