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Nectar

第7章 恋愛感情

愛梨「はい…」

さっきの体制のまま俯いている蓮に着替えを差し出す。

愛梨「お湯すぐに溜まるから」

蓮「これ…置いといてくれたんだ?しかも洗濯まで…」

愛梨「置いて帰ってたから!仕方なく…」

一緒にワインを飲んだ日…

ポスターの事で頭がいっぱいですぐには気付かなかったけど、あの時蓮はスウェットをうちに置いて帰っていた。

蓮「…嬉しい」

座っている蓮が私の腰を抱き寄せ、お腹に顔を埋めてきた。

本当…

予想外に男らしかったり、やっぱり末っ子らしく甘えてきたり、でも意地悪だったり…

蓮はズルいよ。

色んな蓮を見る度に胸がキューってなる。

そして、もっともっと色んな蓮を見たいと思ってしまう。

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