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Nectar

第7章 恋愛感情

ー愛梨sideー

いつも新曲発表前になると驚く程忙しくなるけど…

今回の力の入れようは今までにない程のものだと感じた。

ダンスレッスン、ボイスレッスン、レコーディングにレギュラー番組の撮影まで…

蓮とは全然会えなくて…

来てくれようとはするんだけど、それより少しでも身体を休めて欲しくて…

本当は会いたくて仕方がないのに、私には素直に口に出す事なんて出来ない。

無理して欲しくないって言うのも本心だし。

やっと会えたのは、付き合う事になったあの日から2週間経っていた。

蓮「あ~…やっと会えた…」

玄関で出迎えた瞬間、蓮は疲れたような声を出してギューッと抱き締めてきた。

そんな彼の背中にそっと手を回す。

愛梨「お疲れ様。」

蓮「遅くなってごめん。明日も仕事なのに…」

日付はとっくに変わっている。

愛梨「蓮の忙しさに比べたら私なんて全然大丈夫だよ(笑)蓮こそ無理しないで…」

会えたのは嬉しいけど、やっぱり疲れた顔を見ると心配になる。

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