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Nectar

第7章 恋愛感情

蓮「忙しいから…疲れてるからこそ、愛梨に会いたくなるんだって。」

私の髪に顔を埋める蓮。

蓮「良い匂い…愛梨の匂い、本当に落ち着く」

愛梨「それシャンプーの匂いだから(笑)ほら、蓮も早くお風呂入っておいで?」

蓮からゆっくり離れ、バスルームに行くように促がした。

蓮「あ~俺も愛梨と同じシャンプー使おうかな…」

真剣にそんな事を言う蓮を見ると、何だか可愛くて笑える(笑)

お風呂から出てきた蓮…

全くセットされていない髪。

スッピンな顔は少し顔色が悪くて…

いつもクリクリな目も力が無くヌボーッとしている感じ。

その目が私を見つけるとパッと大きくな開いて嬉しそうにニコニコ笑う。

こんな風に“素”な蓮がたまらなく好きだなって実感した。

キラキラしているアイドルの蓮より、私の前でオーラなんて全くない普通な蓮がいい。

今目の前に居る蓮が私にとってのリアルだし、あのアイドルの蓮が私の彼氏だなんて実感は全くない。

「暑い」って言って下はパンツで上はTシャツ…

宿舎ではいつもそんな格好でいいかもしれないけど…

私一応女の子だし、まだ付き合い出したばっかりですけど?

なんて思うけど、全くカッコつけずに全てを曝け出してくれてるみたいでやっぱりちょっと嬉しい。

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