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Nectar

第8章 理想と現実

ー蓮sideー

紙袋の中にはたくさんの大きなタッパーが入っていた。

おにぎりに…野菜や唐揚げ…水筒にはスープ…

他にも色んな料理が入ってて…

明らかに量が多過ぎるのは、他のメンバー達の事も考えてだと思う。

そしてどれも美味しそうで…

ふと、愛梨が関西人だった事を思い出した。

言葉は少し訛っているものの綺麗な標準語で話すし、意識した事なかった。

でも愛梨なりに気にしてたのかなって今になって気付いた。

遙稀「栄養あるものばっかりだね…愛梨ちゃんスゴいね…」

そうだ…

俺が愛梨が料理上手いの自慢したくて、「メンバーに作ってあげて」って言ったからだ…

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