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Nectar

第8章 理想と現実

ー蓮sideー

頼斗「あれ?どうしたの?」

玄関を入るとちょうどライが居た。

蓮「祐兄に用があって…」

頼斗「裕翔ならリビングに居るよ~。」

中に入っていくと、ソファーに座った祐兄がいた。

蓮「祐兄…。愛梨に…僕の彼女に会いましたよね?愛梨の様子おかしくなかったですか?何か話してませんか?」

裕翔「何だ?アイツ何か言ってたのか?」

蓮「違います。愛梨とは連絡が取れなくて…泣いてたって聞いて…」

それなのに行ってやれない自分が悔しくて、拳を強く握った。

裕翔「俺は“遊びなら今すぐ別れろ。誰でも良いなら他行け。”って言っただけだ。それで連絡が取れないんなら…そう言う事だろ?」

蓮「祐兄!」

祐兄の肩を強く掴んだら、ライに止められた。

蓮「何で…何でそんな事言ったんですか!」

裕翔「大和のファンだったんだろ?なのにお前と付き合って…誰でも良いんじゃないかって思うの当たり前。お前だって見てきただろ?“アイドルの彼女”って肩書きが欲しいだけの女…」

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