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何だよそれ…

愛梨の事知らないくせに…

蓮「祐兄に愛梨の何がわかるんだよ！」

敬語を使わなかった俺に明らかにイラっとした顔の祐兄。

頼斗「蓮落ち着いて！裕翔だってお前の事心配して…お前が傷付かないようにって…」

蓮「だからって僕の大事な人を傷付けるなんて！愛梨はそんな人間じゃ…」

歯を食い縛って我慢したのに、俯くとポタポタッと床に涙が落ちていった。

蓮「愛梨は…確かに大和のファンです。でも僕が一目惚れして…勇気だして声かけたのにその場でキッパリ断られて…その後も事如く相手にされなくて。本当に大和一筋で(笑)」

思い出すと可笑しい。

笑ってるはずなのに涙が零れる…

蓮「やっと付き合えたのに、忙しくて全然会えなくて…それでも応援してくれて。強がりだし、言う事きついし、酒飲みだけど…本当は優しくて恥ずかしがり屋で(笑)」

頼斗「蓮は大好きなんだね(笑)その子の事…」

ライはすごく優しい目をしていた。

蓮「自慢の彼女なんだ…僕には勿体無いくらい…(笑)」

裕翔「あぁーくそっ！悪かったよ！」

祐兄は少し長い髪を振りながら立ち上がった。

裕翔「お前がそんなに本気なんて知らなかったし…悪い。」

蓮「分かってくれたなら良いんです。僕はただ…メンバーは全員家族だから…愛梨の事認めてもらいたいだけです。」