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蓮「大丈夫だよ…俺ここに居るから…安心して…もう泣かないで…」

出来るだけ優しく声をかけながら愛梨を抱き上げてベランダに向かった。

窓を開けてそこに座ってまた愛梨を抱き締めた。

蓮「愛梨…外の空気気持ち良いだろ？ゆっくりで良いから息吐いて…」

背中を摩りながら声をかけ続けていると、少しずつ愛梨の呼吸が落ち着いてきた。

手にも力が入るようになったのか、俺の服をキュッと握ってきた。

蓮「愛梨…顔見せて」

そう声をかけても愛梨は俺の胸に顔を埋めたまま首を振る。

蓮「俺の自慢の彼女は恥ずかしがり屋だな～(笑)」

少し嫌味っぽくそう言うと、驚いたように顔を上げた。

蓮「やっと顔見れた。せっかく久々に会ったのにヒドイ顔(笑)」

愛梨「ごめん…」

蓮「別にどんなに泣き腫らした顔でも好きだから良いけど…」

愛梨「そうじゃなくて…全部ごめんね…」

やっと泣き止んだ愛梨の目がまた潤みはじめた。