テキストサイズ

Nectar

第8章 理想と現実

蓮「何で?俺こそありがとうだよ。愛梨の料理見てメンバーみんなすごく褒めてくれてたよ。俺本当に愛梨の事誇らしかった」

愛梨「うぅ~…れん~…」

また泣き出す愛梨。

蓮「またしんどくなるからもう泣くなって。愛梨は本当に泣き虫だなー(笑)」

愛梨の顔を包むように両手を添えて、優しく柔らかいキスをした。

蓮「愛梨、好きだよ…愛してる」

愛梨「ん…私も…」

蓮「…ん?」

まだまだキスを続けて欲しそうな顔をしている愛梨から離れて覗き込んだ。

私も…何?

早く言えよ。
愛梨の口から聞かせてよ。

愛梨「私も…愛してる」

すごくすごく小さな声だったけど、聞き逃さなかった。

蓮「ごめん。もう待てない…」

愛梨を抱いたまま立ち上がり、後ろ手に窓を閉めた。

抱き上げて激しいキスをしながら寝室へ向かう。

蓮「…だめ?」

愛梨「ダメじゃない…」

バカみたいに緊張してる。

それでも愛梨が欲しくて堪らないんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ