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Nectar

第8章 理想と現実

ー愛梨sideー

下腹部に甘い痛みを感じながら目を覚ました。

隣に眠っているのはバンビみたいに可愛い顔の彼。

さっきまでの色気はどこに仕舞い込んだんだ?(笑)

それにしても…

ビックリするほど優しかったな。

思い出すとすごく恥ずかしい。

でも全身で蓮の愛を感じた。

堪らなく幸せな時間だった。

自慢の彼女だって…

誇らしいって言ってくれた蓮。

すごく嬉しかった。

蓮に頼ってばかりじゃなくて、私も認めてもらえるように頑張らなきゃ。

愛梨「蓮…ありがとね…」

パーマをとり、以前より少し黄色味のかかった蓮のサラサラの髪をそっと撫でた。

気持ち良さそうに微笑みながら私の方へ寝返りを打つ。

愛梨「ふっ…可愛い…」

鼻をツンツンと突いて、そのまま

ピンクで柔らかそうな唇に到着した私の指。

プニプニと突くとやっぱり柔らかくて…

ただそれだけなのに何故かちょっとキュンとして…(笑)

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