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Nectar

第8章 理想と現実

ー蓮sideー

愛梨「もうすぐ0時だよ。」

その言葉を聞いて安心した。

愛梨と付き合い出して今日で2ヶ月。

愛梨に手を引かれて布団から出た。

キャミソールに下は下着姿の愛梨…

さっき一瞬俺の身体見て恥ずかしそうにしたくせに。

何か変なところ男らしいって言うかなんて言うか…(笑)

愛梨「じゃーん!」

愛梨が冷蔵庫からソーッと出してきたのはケーキの上に乗せるチョコレートプレート。

【2ヶ月記念日】って…

愛梨「本当は最後までどっち乗せようか迷ってたんだけど…やっぱり新曲発売のお祝いしたかったから(笑)」

少しハニカミながらそう言った愛梨を抱き締めた。

蓮「あー!やっぱり愛梨のケーキ食べてから来れば良かったー!!」

本当に悔しい!

しかもそれを他のメンバーが…

いや、大和が食べてると思うとムカつく。

愛梨「また作るよ(笑)」

蓮「でもそのプレートは今日限定じゃん。食べるの勿体無いけど…日付け変わる前に食べなきゃ!食べさせて!」

愛梨「自分で食べなよ!」

蓮「今手が塞がってるんだって!早く早く!」

愛梨を抱き締めてるから手が離せない。

愛梨「バカ…(笑)」

目の前に差し出されたチョコレートを少し噛み砕きながら一気に口にいれた。

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