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Nectar

第9章 幸せすぎて

………

……



目を覚ますと外はすっかり明るくなっていた。

蓮「愛梨…?…いない…」

ポッカリと空いた空間に手を伸ばしても温もりすら感じられなかった。

さみし…

ベッドサイドに用意されていたルームウェアを身につけて寝室から出ると、美味しそうな良い匂いがした。

蓮「愛梨…?」

愛梨「やっと起きた。寝すぎだよ!もうすぐお昼(笑)」

時計を見ると本当にお昼に近い時間…

蓮「起こしてくれればよかったのに!」

せっかく愛梨と過ごせる時間なのに…

愛梨「寝てる時だけは可愛い顔してるから…起こせないでしょ?(笑)」

蓮「可愛くないし!てゆうか起こしてよ!時間が勿体ない!」

ソファーに座っている愛梨の隣にストンと腰を下ろした。

愛梨「こんな時ぐらいしかゆっくり出来ないんだから休めば良いの。お腹空いたでしょ?待ってて…」

くっついて座ったのに、スッとかわされて愛梨はキッチンに行ってしまった。

あぁ…さみし。

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