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Nectar

第10章 始まり

愛梨は珍しく、何も文句を言わずに気持ち良さそうに撫でられていた。

蓮「愛梨ちょっと顔色悪いね…熱は無いけど…」

愛梨「いつものだから大丈夫(笑)」

いつもの…

女の子の日だから貧血。

愛梨は普段から貧血気味だから、毎月この日は特別しんどそう。

愛梨「そんなあからさまに残念そうな顔しないでよ(笑)確かにしばらく出来ないけど…」

蓮「違うって!そんなんじゃなくて!ただ愛梨の身体が心配で!」

愛梨「ふふっ(笑)そんなに焦ってると余計に怪しいから。」

イタズラな顔をして笑う愛梨を見ると、元気そうで安心した。

蓮「シャワー浴びてくるから…先に寝てて?」

そう言ってシャワーに向かったのに、出てくると愛梨はまだ起きていた。

俺が布団に入ると擦り寄ってきて、キュッと抱き寄せるとスグに可愛い寝息が聞こえてきた。

ふっ…(笑)

やっぱり俺が来るの待ってた?

本当可愛いな…

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