テキストサイズ

Nectar

第2章 大ファンです

ー蓮sideー

暑がる愛梨に上着を着せたのはこれ以上、他の男にこの綺麗な肌を見せないため。

そして…

自分の理性のため。

愛梨「もうフラつかないし大丈夫!」

蓮「離すと何しだすか分からないから。さっきだって急に水浴びし出すし…」

こんな事が言い訳だなんてスグにバレてしまうかもしれない。

それでも良いんだ。

だってせっかく少し近付けたのに…

ちょっとでも良いから僕を見てよ。

彼でもなく、大和でもなく僕を…

蓮「顔…赤いけど大丈夫?」

急に静かになった愛梨が心配になった。

愛梨「っ…うるさい!大丈夫だって言ってるでしょ!」

ほら…

まだフラフラしてる。

蓮「どこが大丈夫なんだよ。全く…」

支えるために引き寄せた腰は折れてしまいそうに細くて…

急にまた君に“女”を感じてしまう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ