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Nectar

第11章 壊れていく

泣き虫な愛梨が泣かない。

大和を誰よりも愛してる愛梨があんなにグチャグチャにされたのに怒らない。

蓮「愛梨…そんな事しなくて良いから…寝よ?」

小さな背中を抱き締めた。

愛梨「甘えん坊な蓮だぁ(笑)でも重いから離れろ!」

前に回した俺の腕をギュッと握りながらコッチに体重を掛けてくる愛梨。

笑いながら「離れろ!」なんて言った愛梨はいつもの愛梨でホッとした。

そのまま抱き上げると、また少し軽くなっている気がした。

蓮「愛梨…ごめんな?イライラしてて…」

愛梨「何で?(笑)蓮悪くないよ。」

ギューッと抱きついてくる愛梨はとてつも無く可愛い。

蓮「とりあえず…怪我の手当てだな。」

愛梨「あぁ、忘れてた(笑)」

深夜だって言うのに2人で大きな声で笑いながら布団に入った。

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