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Nectar

第13章 守れなかったもの



大和「蓮どこ行くの?」

今日も愛梨のマンションに行こうとして大和に見つかった。

蓮「ちょっと…」

大和「いい加減にしろよ。また愛梨ちゃんのとこだろ?みんながお前のこと心配してるの知ってるよな? 」

そんなこと知ってるけど…

大和「酷いこと言われて振られたんだろ?もう忘れろよ!あんな奴…」

あんな奴…?

蓮「大和も愛梨の性格知ってるだろ?あんなの愛梨の本心だとは思えない。愛梨は何より大和の事好きだったのに…何でそんな酷いことが言えるんだよ」

無意識に声が大きくなっていた。

千里「蓮…大和は蓮の事心配して…」

蓮「分かってる。俺がメンバーに心配かけてること…。でも…」

それ以上は言葉にならなかった。

大和「蓮ごめん…ごめんな…」

俺を抱き締めてくれた大和は俺と同じように泣いていた。

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